
天然素材で作られるかつらと、人工の素材で作られるかつらについて、前の項で書きましたが、混合素材のかつらは、この両方の素材の利点を生かしたものです。もう少し詳しく述べますと、人工素材のかつらの弱点である不自然さと、天然素材の弱点である材料費が高いという点をうまく補い合うように作られています。一般的に混合素材のかつらは、天然素材が3割くらいに対して、人工素材が7割ほど用いられています。
つまり、人工素材、つまり、ポリエステルや塩化ビニールやナイロンなどといった化学繊維をベースにしたかつらに、天然の人毛などを織り込んで作られています。
このように、人工素材をベースにして、それに天然素材をミックスすることで、自然で手触りの良い仕上がりにすることが出来、さらに人工素材の丈夫さも兼ね備えた、お手頃価格のかつらを作ることが出来ます。
もちろん、それぞれの良い面を持つことは出来ますが、弱点も少しずつ含まれることになるとも言えます。例えば、人工素材には、軽くてセットがしやすいというメリットがある反面、摩擦に弱く、毛先が縮れやすかったり、太陽に当たると光の反射が人の髪の毛とは違って不自然になる、というマイナス面もありますので、メリットとデメリットをよく理解した上で購入することをお勧めいたします。
また、メーカーによっては混合素材のかつらを扱っていないところや、苦手とするメーカーもありますので、それぞれのメーカーに問い合わせるなどして、よく比較検討されることをお勧めいたします。